





混合発酵液肥 キチン酵素(10L)【有機農業使用可】
¥22,220 税込
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●従来の有機肥料にはない多機能性を有する液体型肥料です
<キチン酵素とは>
キチン酵素は、好熱性微生物由来の耐熱性キチン質分解酵素や環状リポペプチドなどを含むことを特長とした有機液肥です。
植物本来の生体防御に関わる遺伝子群が発現することによって、さまざまな病因や環境ストレスに対して、副次的に植物が強くなることが弊社や大学研究機関などの研究で明らかになってきています。作物が強くなると、棚持ちが旨味に関わる抗酸化成分やアミノ酸を増量する傾向が確認されます。
尚、少なくとも30%程度の減化学肥料栽培条件下においても、生産量や品質も同等以上になりうることが明らかとなっています(平成26年度農林水産省生産環境総合対策事業により抜粋)。今後、減農薬・減化学肥料栽培のための救世主になることを期待しています。
[参考文献]
1、Appl Environ Microbiol 60,2911-2915(1994)
2、Appl Environ Microbiol 64,3397-3402(1998)
3、J Appl Gen Microbiol 54,149-158(2008)
●使用方法
<露地栽培>
①定植前処理
作付け前の畑へ倍率を問わずキチン酵素10~20L/10aを全面散布し、その後、耕運します。
②育苗時
播種時に1000倍希釈液を潅水します。
育苗中には週1〜2回 1000倍希釈液を潅水します。
③定植時の処理
活着促進のため、500倍液を十分に潅水します。
④葉面散布
薬剤散布や液肥散布時には、キチン酵素1000倍希釈液を混用散布します。曇天時には、カルシウム剤と微量要素液肥を混用散布します。
<施設栽培>
①育苗時
播種時に1000倍希釈液を潅水します。
育苗中は週1-2回 1000倍希釈液を潅水します。
②栽培中の使用方法
肥料原液タンクのリン酸含有原液タンク側に原液100リットルに対してキチン酵素1リットルの割合で投入します。
<ハウス栽培>
①定植後1L/10aを微量要素・液肥などと7日間隔にて灌水(10a)
●様々な検証
<ネコブセンチュウに汚染された土壌での検証>
土壌中のセンチュウの匹数に変化がなくとも、細根が繁茂する傾向があるため、センチュウと共生している可能性があると想定されている。
同時に、1)A品率の向上、2)死に花がなくなる、3)キュウリがダブル、トリプルとなるなどの副次的な効果が現場で確認されている。
現代農業2013年10月号/2014年10月号より抜粋
<糸状菌(カビ)に汚染された土壌における検証>
ナスの半身萎凋病になると、左上の写真のようになるが、キチン酵素を施用した現場では、右上の写真のように、ナスの収穫が可能となるばかりでなく、A級品の収穫まで可能となった。
現代農業2013年10月号より抜粋
<棚持ちや旨味に関わる抗酸化成分やアミノ酸の増量>
・一般的に、作物の棚もちが良くなる要因の一つとして、作物中の抗酸化成分とプロリンの量が関与していることが推察されています。プロリンは、旨味成分として知られているグルタミン酸から乾燥時に生成するアミノ酸です。
・キチン酵素を使用した作物は、棚もちがよくなり、旨味の増加する傾向がありますが、実際に作物の機能成分を測定してみると、ビタミン類やポリフェノールなどの抗酸化成分が増加する傾向があります(グラフ参照)。
・これらの成分は栄養学的にも意義がありますが、植物にとっては、環境ストレスに耐えるために必要な機能成分です。
※キチン酵素には肥効成分はほとんど含まれていませんので、ミネラル肥料などと併用することが必要となります。
●キチン酵素に関するQ&A
Q1:キチン酵素(好熱菌発酵産物)とはどのようなものですか?
A:キチン酵素とは、摂氏 60~100 度の高温下で生息でき、天文学的に亜繁殖する有用微生物群を特殊培養したもので、 国際寄託機関に登録済みの安全な微生物です(ATCC/PTA-1773)、(国内特許取得済み、関連特許申請中)。
過酷な条件下でも生き延びる強い生命力を持つキチン酵素が造りだす耐熱性・耐酸性キチナーゼ・キトサナーゼ酵素は、カビ菌類を中心とした病原菌・雑菌の繁殖を抑える働きが多くの実験や現場で実証されています。
キチン酵素は、耐熱性・耐酸性キチナーゼ・キトサナーゼ酵素、分子シャペロンなどを利用した資材です。
Q2:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を採用するメリットは何ですか? また期待される効果は?
A:生長促進・収量増・食味や旨味成分の向上・栄養成分の向上・色づきの向上・鮮度保持の向上に加えて、地力を高めます。また結果として、肥料・農薬を減らすことができます。
Q3:効果が出る理由(原理)は何ですか?
A:土壌微生物層の優劣関係を修復しながら有用微生物を増殖させて、善玉菌の比率を高めることができるからです。キチン酵素(好熱菌発酵産物)は、フザリウム菌やリゾクトニア菌などカビ菌類を分解する能力があります。地力の弱った土壌にキチン酵素(好熱菌発酵産物)を与えると、カビ菌類の繁殖を阻害します(静菌効果)。カビ菌類を中心とした病原菌が減れば、徐々に土壌中の生態系バランスがよい状態になります。生態系がしっかりした土壌では、有機物の多機能成分をたっぷり取り込んだ作物が生産できますし、病原菌と戦うエネルギーを生長に振り向けることが出来ますので、結果として従来よりも生長が促進されるのです。
Q4:キチン酵素(好熱菌発酵産物)はどのような作物に使えますか?
A:作物・野菜(葉菜類・果菜類・根菜類)・果実類・花卉など、どんな作物にも効果が期待できます。得に水耕栽培は結果が見えるのが早いです。
Q5:何か弊害はありますか?
A:今のところ弊害は見つかっていません。ただ、生長促進効果が高い為、作物と同時に雑草もよく育ちますので、別途対策が必要になる場合があります。
Q6:高収量を達成する最も良い使い方を教えてください。
A:まずは、育苗での使用(500~1,000 倍)をお勧めします。
単発的に使用するよりも、定期的な葉面散布・潅水が効果的です。
稲作や温州みかんのように収穫前に水切りをする作物でも、収穫直前(1週間程度)までキチン酵素(好熱菌発酵産物)を潅水・散布すると食味が向上することがわかっています。
Q7:キチン酵素(好熱菌発酵産物)資材にはどんな種類がありますか?
A:液体・・・好熱菌発酵産物(土壌かん注・葉面散布)
液体・・・好熱菌発酵産物 + 亜リン酸液 好熱菌発酵産物 + N・P・K 液肥
Q8:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は施設園芸(ハウス)と露地栽培ではどちらに適していますか?
A:どちらにも高い効果を発揮しておりますが、施設園芸の方が、効果が見えやすいです。
Q9:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使用する場合、マルチはした方が良いですか?
A:雑草対策の一つとしてマルチの使用は有効ですが、定期的潅水はしにくくなります。
マルチをはった場合は、マルチの穴からたっぷり中に入る様に行って下さい。
Q10:潅水する場合の希釈倍率はどれくらいですか?
A:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は、50~100 倍(土壌)、100 倍~500 倍(育苗)が一つの目安です。
Q11:葉面散布する場合の希釈倍率はどれくらいですか?
A:1000 倍が基本です。
Q12:ハウスの土壌を熱水消毒しても良いですか?
A:構いません。しかし、熱水消毒することにより病原菌や雑菌と呼ばれる微生物が死滅します。
この際、同時に常温の有用微生物もほとんど全滅します。キチン酵素(好熱菌発酵産物)は、好熱菌の繁殖活動 などにより常温の有用微生物も同時に増殖させて土壌の生態系を活性化させるものです。
そのため、熱水消毒後の土壌微生物がほとんどいない状態で使用しても、常温の有用微生物群を復活させることは 難しいので、本来あるべき生態系には戻りにくい場合があります。
Q13:どのような方々が使用していますか?すでに使用した方の評判はどうですか?
A:全国的に減農薬栽培への流れが加速しつつある中、多くの生産者からご支持を頂いております。
果菜類は、収量アップです。副次的にセンチュウ害・土壌病害の出にくい環境になります。
Q14:他の資材より価格が高いのではないのですか?
A:長年、使用している生産者からは徐々に農薬や資材が減らせるので、「トータルコストで見ると以前よりも安上がりだ」と言われております。キチン酵素(好熱菌発酵産物)の役割から、肥料と農薬双方の価格イメージの中間的な位置づけになるといえます。また、キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使って、良質な自家製堆肥や自家製液肥を簡単に作ることが出来ますので、コスト削減にも役立ちます。
継続的に使用していくと地力が上がるため増収と品質の向上につながるので、価格だけでなく生産経費全体を考えれば合理的な価格になります。
Q15:キチン酵素(好熱菌発酵産物)使えば、化学肥料は使わなくて良いのですか?
A:化学肥料中心で作物生産していた畑に、急にキチン酵素(好熱菌発酵産物)だけを与えても、エサが足りないので増収にはつながりにくいと考えています。微生物がより活発に活動するためのエサという観点から、良質堆肥(有機の里・New プロソイル)の併用をお勧めしています。化学肥料を使っていただいても構いません。
但し、堆肥の多投入は避けて下さい。特にオガクズ入り堆肥は土壌病害が増える大きな原因となっています。
Q16:他の資材(化学肥料等)と合わせて使うとどうなりますか?
A:農薬や化学肥料と合わせてお使い頂けます。
Q17:農薬は従来通り使ってよいのですか?
A:農薬との混合は、現在のところ何とでも OK です。混用による薬害は確認されていません。
農薬の散布は生産者の方の健康被害が大きいので、できるだけキチン酵素(好熱菌発酵産物)との混用をお勧めします(薬害の防止になります)。そして、徐々に農薬を減らしていきましょう。
また、カルシウム剤・リン酸液肥との併用は、糖度が上昇して耐病性が一段と増加します。
Q18:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使用すると農薬を減らせるというのは本当ですか?
A:本当です。「キチン酵素(好熱菌発酵産物)資材を使い始めて 2 年たったら農薬代が少なくなった」というような声をよく聞きます。但し、キチン酵素(好熱菌発酵産物)は農薬の代替商品ではありませんので、どれだけ使えばすべての農薬がいらなくなるということは言えません。キチン酵素(好熱菌発酵産物)を投入して地力が高まった結果、植物の生命防御機構(例えばキチナーゼ反応など)で病原菌に対する抵抗力が強くなるとお考えください。
実際に無農薬栽培している生産者さんの中には、始めから無農薬に移行する方もおられますし、徐々に農薬の使用回数を減らしながら種類を減らしていくという方もおられます。また、予防的に農薬を使うのではなく、実際に病虫害を見つけた時点で必要最小限だけ使用する方もいらっしゃいます。各々の畑の面積や実情に合わせてお使いください。
Q19:化学肥料も減らせますか?
A:1 年目は従来の肥料に上乗せする形でキチン酵素(好熱菌発酵産物)を使い、2 年目以降は他の肥料類も徐々に減らすと、収量を落とすことなくスムーズに切り替えと増収が出来ます。
Q20:使い方が難しいのではないですか?
A:いろいろな場面で使って頂けるので、むしろ簡単だといえます。
〈稲作の場合〉
① 春先の土づくりまでに、良質堆肥を 10 ㌃あたり適量(1000Kg 以下)まきます。
② 籾種の農薬浸漬の代わりにキチン酵素(好熱菌発酵産物)1000 倍希釈液に浸漬すれば抗菌効果と生長促進の機能を持った籾種ができます。
③ 後は田植えから稲刈りまでの間に水田から液肥を 10 回程度点滴するだけです。収穫直前(1 週間程度前)まで点滴するのが、おいしいお米を作るポイントです。水の引きもよくなります。
〈野菜・果物の例〉
① 前年秋に土壌灌水します。または、キチン酵素(好熱菌発酵産物)で作った堆肥を散布しても OK。
② 苗作りの際も液肥として散布しておきます。
③ あとは定期的に葉面散布と潅水するだけです。
Q21:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使うと、どれくらいの増産が期待できますか?
A:それぞれの状況が異なりますので一概には言えませんが、10%~30%、あるいはそれ以上の増収を実現しておられる方が多いようです。前出の熊本県菊陽郡の人参農家では、10a 当たり 3t 程度だった収量が 7t に増えたそうです。また、増収とあわせて食味や栄養価向上という効果が期待できるのもキチン酵素(好熱菌発酵産物)の大きな特徴です。
Q22:「有機栽培に切り替えたら収量が落ちてしまった」という話をよく聞きますが、キチン酵素(好熱菌発酵産物)は大丈夫ですか?
A:減収の主な原因は、劣化して酸性になった土壌では、微生物の働きが低下して有機物を分解する力が弱まり、植物内に有機成分の分解によって生じるはずのエネルギーが少なくなり、これらを吸収できずに成長が鈍化するなどの複合的な要因が考えられます。キチン酵素(好熱菌発酵産物)の持つ酵素は‘耐熱性酵素’といって、熱やその他の環境変化に強く有機物を分解して植物の成長に必要な植物代謝(エネルギー)を作り出す機能が高いので、良質な堆肥などを合わせて土作りをすれば、むしろ増収が期待できます。
Q23:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の効果期間はどれくらいですか?
A:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の酵素は活動期間が長いのが特徴です。
液肥は作物にもよりますが、3~15日おきに定期的にご使用されるのが効果的です。
Q24:連作障害には期待できますか?
A:出来ます。連作障害は、同じ作物を作り続けることによって、作物が吸収する特定の有機物が減少し、その有機物を補えないまま次の生産が始まった結果、その作物に必要な有機成分を確保できずに減収する。あるいは特定の老廃物の蓄積、有害物質などが主な原因と考えられますが、キチン酵素(好熱菌発酵産物)をご使用されている生産者は、連作障害の被害を受けずに生産できています。これは、キチン酵素(好熱菌発酵産物)の安定した酵素等で必要な有機物をどんどん分解したり、植物にとって有益な成分を作り出したりして、常に土壌のバランスを保とうとするからです。
但し、レタス根腐れ病・白菜の黄化病・根コブ病など防除が簡単ではない病害は、1~2 年であきらめずに根気よく使用する事が大切です。
Q25:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使用すると食味や栄養機能が向上するとはどういうことですか?
A:健康で豊かな土壌では、微生物の分泌物(核酸・酵素・ホルモン・有機酸・アミノ酸)を他の微生物が食べ、その微生物を食べた別の微生物を、ミミズや昆虫が食べる、といった食物連鎖が起こっています。このような土壌は必須アミノ酸や各種ミネラル、酵素といった有機成分をたくさん持っています。また、微量元素と呼ばれる人間の健康に不可欠な成分も豊富に存在しています。(微量元素は人間の体内では合成・生産することができず、食べ物から摂取するしかないので特に重要とされています。)
例えばトマトなら、さまざまな有機成分を持った畑からトマトに必要な有機成分を吸収し、成長する過程でそれが分解されてアミノ酸を作り出します。アミノ酸は「旨み成分」ともよばれますが、このアミノ酸(旨み成分)の種類が多ければ多いほど、複雑で渋味豊かな味わいとなります。トマト特有の味は、これらの成分の絶妙なバランスによって作り出されているのです。化学肥料では補えない微量元素やその他の栄養、味覚・体調調整機能成分を豊富に含んだ作物は、同時に味も良いのです。
Q26:栄養機能が向上することは実証されているのですか?
A:ビタミン群、カルシウム、カロチン、など多くの栄養素(抗酸化多機能成分)において使用前より豊富になっていることが、(財)日本食品分析センターの分析により分かっています。
Q27:色つきが良くなるのはなぜですか?
A:人間の身体でも植物でも、すべての細胞は酸化することにより老化していきます。その酸化(老化)を止めようとする力が坑酸化成分で、抗酸化成分が体内にたくさんあると、老化が遅れ若さが保たれます。これを野菜に置き換えると、日が経つにつれて新鮮さが無くなり栄養価も下がってくるのですが、老化が遅れると美味しく食べられる期間が長くなります。キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使用した作物には、通常よりも多くの抗酸化成分を含んでいることが証明されています。
Q28:キチン酵素(好熱菌発酵産物)を使用して、増収しなかった場合の保証はしてもらえますか?
A:増収のお約束は出来ませんが、「増収と品質向上の両方を実現できた」という喜びの声を多数いただいていますので、成功例や当社での研究結果をもとに、より効果の出やすい使い方などをご提案していきたいと考えております。
Q29:キチン酵素(好熱菌発酵産物)に浮遊しているものは何ですか?散布時にブームが詰まりませんか?
A:この浮遊物は菌の屍骸が堆積したものと考えられます。これらは出荷時に 160 のメッシュで濾していますが、それを通り抜けて製品に入ってしまうものです。そのため、潅水チューブやブームに詰まることはありません。また製品の品質にも影響を与えるものではありません。安心してお使いいただけます。反対に、ビン底に残った堆積物を植物に与えると、余計に生育が良くなったという声が聞こえています
Q30:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の保管方法は?
A:夏場は直射日光を避けて冷暗所に保管して下さい。透明のビンなどに移して軒下に置いておくようなことは避けて下さい。効果がなくなります。
冬場は-10℃以下で凍結する可能性があります。凍結しても解凍すれば品質に問題なくご使用いただけますが、体積の膨張により容器の破損も考えられますので、ご注意下さい。
Q31:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の効果的な使用方法は?
A:
<土壌処理の場合>
秋にロータリーをかけた後に土壌散布するのが最も効果的と考えられます。その後雪解け水で土壌に深く浸透していくことが理想です。畑に均一になるべく土中深くまで浸透することを一番に考えて使用して下さい。麦を撒いた後に上から散布しても構いません。また散布した後にロータリーをかけても問題ありません。
「土壌にキチン酵素(好熱菌発酵産物)を均一に深く」を念頭に施用して下さい。マルチの上から散布しても 土壌には浸透しにくいです。
<葉面散布の場合>
農薬散布や潅水など水を使用するときは、キチン酵素(好熱菌発酵産物)を常に施用して下さい。通常は1000 倍、作物の状態と天候を考慮に入れて使用倍率を決めてください。作物の状態によって濃度を使い分けると、よりいっそう効果が見えやすくなります。今のところ、液肥や農薬などどのような資材とも混用が可能です。
Q32:秋に施用したほうが効果的なのはどうしてですか?
A:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は土壌に均一に深く散布するのが最も効果的です。そのためには大量の水が必要です。秋にキチン酵素を施用しておけば、春に雪どけ水によって深く地中に入ることが予想されます。
キチン酵素(好熱菌発酵産物)は土中の有害微生物の菌密度を下げます。秋冬のうちに有害微生物の菌密度を下げておけば、作付けが始まる春に差が出ます。
Q33:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は予防に使う資材ですか?治療に使う資材ですか?
A:農薬ではありません。また栄養成分もないので液肥でもありません。堆肥として登録してあります。病気や障害の出ていない畑で、作物の生産能力を最大限に引き出す資材と考えてください。液肥などと併用すると更に効果が高まります。
Q34:カニガラ投入とキチン酵素(好熱菌発酵産物)はどのように違いますか?
A:カニガラを投入した場合、カニガラのキチン質を食べる土壌中の微生物が増殖して体内に取り込むためにキチナーゼ酵素を出します。つまりカニガラ自体が有用に作用するのではなく、酵素が有用に働くのです。
これはキチン酵素(好熱菌発酵産物)と同じと言えます。
キチン酵素(好熱菌発酵産物)は酵素自体を直接施用するので、カニガラを投入して微生物を増殖させ、さらに酵素を出すまでの時間を考えると、断然早く効果が出ます。カニガラを投入した場合、微生物が酵素を分泌するまでの過程において、畑には効果を下げる要因がたくさんありますので、カニガラ投入量と効果の間に大きなロスが出ます。キチン酵素(好熱菌発酵産物)は直接酵素を投入できることに加えて、土壌中の微生物の酵素よりも耐酸性耐熱性を持っているように悪環境に強いという特徴があります。
またカニガラ投入後にキチン酵素(好熱菌発酵産物)を施用しますと、キチナーゼ酵素でカニガラが分解されてカニガラ自体の効果が高まります。
Q35:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は秋に施用すると、春や夏には効果がないのですか?
A:秋施用の場合、有害微生物の菌密度を下げる働きがあります(静菌作用)。しかし効果の持続は、6 ケ月程度と考えられておりますので、再処理もしくは根元潅水をお薦めします。
Q36:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の大量施用による害はありますか?
A:今のところ確認されておりません。また 50 倍以上であれば濃度障害も確認されて下りません。作物の状態によっては弊害も考えられますので、使用を加減して下さい。
Q37:キチン酵素(好熱菌発酵産物)は土中の有効菌を殺さないのですか?
A:酵素は、体表面がキチン質で構成されているものだけに働きます。菌根菌や窒素消化菌は増殖することが実験で確かめられております。また、好熱菌は土中では温度が低く、活性されませんので、死んで他の菌の餌になると考えられます。
Q38:キチン酵素(好熱菌発酵産物)の使用期限は?
A:開発者によると、製造後 1 年は抗カビ効果が確認されているとのことですが、酵素の活性は序々に落ちますので6 ケ月以内使用される様お願いします。
紫外線に弱いので直射日光が当たる場所での保管や希釈しての保管は避ける。
Q39:農薬センサーしてありますか(農薬が混じってない証明)
A:最新のデータでは昨年千葉大大学院園芸科の方で 137 農薬で検査し農薬不検出の証明がされています。
Q40:キチン酵素(好熱菌発酵産物)で作物の硝酸態チッソ濃度は低減しますか?
A:千葉大のコマツ菜の試験では、植物体内の硝酸含量が激減することが判明し日本農芸化学会にて発表されました。 これは、窒素代謝において重要な役割を果たす酵素である硝酸還元酵素の活性を調節する可能性が示唆されているとのことです。
Q41:カビの発生について(カビが発生するかどうか?)
A:カビは発生しません。この資材は、抗カビ活性があります。
好熱菌(66 種類)に含まれる好熱菌由来の安定した活性成分(耐熱性環状リポペプチド)には、抗カビ物質を出し、カビを増やしにくいペプチドが存在しています。
抗カビ活性の存在は、作物の根に悪さをする物質を増やしにくい環境を促します。
これにより、根が発達し易い条件になっているといえます。
Q42:単剤で葉面散布使用した時天敵昆虫は(防除資材)影響しますか?
A:点滴昆虫への影響は全くありません。イチゴ農家で天敵昆虫(ダニを食べるダニ)を導入されている農家で使用されています。
●キチン酵素使用上のポイント
1.必要以上に堆肥を入れない。(良質堆肥500kg以下10a当たり)
堆肥には化学肥料にない優れた効果がありますが、逆に堆肥を過剰に施用してミネラルの欠乏要因(ミネラルの働きと作物の健康:農分協)を起こしたり、未熟な堆肥を土壌に施用して生育障害を起こしたりするなど、土壌障害を増やす例も少なくありません。
キチン酵素は、上記堆肥の施用により効果が上がらない場合がありますので注意して下さい。
2.肥料濃度をチェックする。
キチン酵素を施用すると根の分化が早く活着が良くなります。
その際、燐酸が効きやすい状態にあると花芽の分化が旺盛になり、収量が増加します。
また、窒素肥料が効きやすい状態にあると生育が早まり、耐病性が向上します。
特に施設栽培の場合は、簡易ECメーターにて肥料濃度をチェックして下さい。
3.葉面散布材との併用はキチン酵素単独よりも効果的。
・キチン酵素1,000倍 + 微量要素1,000倍 ➡ 育苗時徒長を抑えてガッチリ苗に
・キチン酵素1,000倍 + キレートカルシウム1,000倍 ➡ 細胞を強固にして耐病性向上、生理障害の予防に
・キチン酵素1,000倍 + 亜燐酸液肥1,000倍 ➡ 病害に強く、結球促進に
・キチン酵素1,000倍 + アミノ酸液肥800倍 ➡ 生育促進、増収に
・キチン酵素1,000倍 +(PHが高い)1,000倍 ➡ 葉面上のPHを上げカビ対策
●技術面に関する問い合わせ
【会社名】 アグリザイム普及協議会
【担当者名】 片山 裕司
【住所】 〒358-0011
埼玉県入間市下藤沢2-13-12
【電話番号】 090−2654−0162
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